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実家じまいチェックリスト
親が元気なうちに確認したい27項目
実家じまいで本当に困るのは、モノの量ではありません。親にしか分からない「場所」と「中身」です。このリストは印刷して、親と一緒に埋められるように作りました。気になる項目には「困ったときの調べ方」も付けています。
使い方
- まず印刷して、「これ一緒に埋めてみない?」と親に渡します。質問攻めにするより、作業にしたほうが話しやすくなります。
- 一度で全部埋めなくて大丈夫です。「最優先」の項目から始めてください。
- 記入した紙は、通帳などと同じく大切に保管してください。
1. お金のこと元気なうちにしか分からない
紙の通帳が見つかっても、全部とは限りません。銀行名と支店名だけでも書き出しておくと手続きが早まります。
家の中をいくら探しても出てきません。サービス名だけでも聞いておきましょう。
生命保険は請求しないと支払われません。保険会社名が分かるだけでも違います。
亡くなった後に暗証番号で引き出すと、使い込みを疑われたり、相続放棄ができなくなったりするおそれがあります。葬儀費用などは「預貯金の仮払い制度」で正式に引き出せます。
2. 家のこと売る・貸す・解体する前に
2024年4月から相続登記が義務化され、相続を知った日から3年以内の登記が必要です。
売却時に境界の確定を求められることがあります。測量図があるかも確認を。
親が認知症になると、実家の売却などには成年後見制度が必要になり、時間も費用もかかります。元気なうちなら、委任契約・任意後見・家族信託などの選択肢があります。専門家に相談を。
3. モノのこと本人に聞けるうちに
コレクションなどは、価値の分かる人に譲りたいという希望がある場合も。
供養やお焚き上げを希望するかどうか、本人の考えを聞いておきましょう。
4. 人のこといざというとき誰に連絡するか
子どもは意外と親の交友関係を知りません。年賀状の束が手がかりになることも。
急な入院や介護の場面で、真っ先に必要になる情報です。
相続登記や相続放棄の相談先を、先に決めておくと慌てずに済みます。
喪主、手続き、片付けの判断がすべて一人に集中します。相談できる親戚や、任せられる業者を先に見つけておくと負担が大きく減ります。
5. 片付けの段取りいつ・誰が・いくらで
6. 契約・デジタルのこと何と契約しているか分からないのが一番困る
写真、連絡先、ネット銀行、サブスクの手がかりはスマホの中にあります。パスコードそのものではなく「どこに書いてあるか」を伝えましょう。iPhoneの「故人アカウント管理連絡先」など、生前に設定できる仕組みもあります。
NHK、電気・ガス・水道、携帯電話、新聞、固定電話、サブスクなど。解約の窓口や必要書類は契約先ごとに違うため、一覧があるだけで手続きが大きく楽になります。
通帳もカードもない口座は、存在に気づかないまま放置されがちです。
削除するか、追悼の場として残すか。本人の希望を聞いておくと、家族が迷わずに済みます。
相続放棄・相続登記の扱いは個別の事情で異なります。借金の有無が分からない場合は、遺品に手を付ける前に司法書士・弁護士などの専門家にご相談ください。
チェックが埋まったら、次は見積もりの比較へ
- 料金は業者によって差が出やすいため、2〜3社の比較が基本です
- 遠方の実家なら、立ち会いなしに対応しているかも確認しましょう
出典:裁判所「相続の放棄の申述」、民法915条・921条、法務省「相続登記の申請義務化に関するQ&A」、経済産業省「家電リサイクル法」。